【2025の人気アイテム】 Encounter with Stradivari 2023ストラディヴァリウス

ヴァイオリニストのスーヤン・キムとマリア・ドゥエニャス、ピアノの江口玲、
そしてわたくし、チェリストのパブロ・フェランデスがお届けする、類まれな
「ストラディヴァリウス・ コンサート 2023」
ラフマニノフの 「ヴォカリーズ」は、もとは声楽のために作られた曲です。チェロは人の声と非常によく似た音域を持っているため、チェロでの演奏に特に合っていると思います。特にこの曲は、とても親密な感情をもたらしてくれるので、コンサートのオープニングにふさわしいと思います。グループで瞑想するように、みんなを一つにしてくれます。
ピアノ三重奏曲「街の歌」はベートーヴェンの絶対的な傑作で、とても魅力的で生命力に満ちており、コンサートの冒頭と好対照を成していると思います。ベートーヴェンの最初期の作品にもかかわらず、彼の技量の全てが表されています。この曲にまだ馴染みのない方にとっても、この曲がベートーヴェン作品の中で最もお気に入りの一曲になることをお約束します。
次の曲、ラヴェルの「ツィガーヌ」で気分を切り替えましょう。ヴァイオリン
の大ヒット曲の一つであり、情熱と妙技に満ちたこの曲は、マリアの持ち合わせる感性と合わせて間違いなく聴衆の皆さんを驚かせることでしょう。
「ツィガーヌ」で花火を打ち上げた後、私たちは古典のレパートリーに戻ります。
ベートーヴェンだけでなく全てのヴァイオリン曲において重要な作品の一つであるソナタ「春」には全てが詰まっており、巨匠の才能が最大限に発揮されている欠点の一切ない宝石です。
ここまで非常に明るい音楽が続きましたが、ここで、暗く、感情を大きく揺さぶ
られる、記念碑的なチャイコフスキーのピアノ三重奏曲の第１楽章を組み入れました。私が最も好んで演奏する一曲で、なぜなら、この曲は音色やヴィブラートを使った様々な表現を探求する余地を多く与えてくれるからです。チャイコフスキーのまさに天才的な作品です。
劇的なチャイコフスキーの後は、ショスタコーヴィチの心地良い曲で緊張をほ
ぐしたいと思います。
そして、最後のコルンゴルトは、二つのヴァイオリン、チェロ、ピアノのために
書かれた極めて少ない作品の一つで、非常に複雑ですが、努力する価値のある
一曲です。

商品の情報